”上手な教え方”のポイントは3つ!現役保育園園長が解説します!教え方の基本シリーズ③

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”上手な教え方”のポイントは3つ!現役保育園園長が解説します!教え方の基本シリーズ③

”上手な教え方”にはポイントが3つあります。

新人と一緒に保育をする方、後輩の指導をしなくてはならない立場になった方、”教え方”って本当に難しくないですか?

教えることにつまずいてしまうと、こんな風に思ってしまいます。

  • ちゃんと教えたハズなのに、全然わかってなかった…。
  • どう伝えていいかわからない。
  • 自分の教え方の何がいけないのかわからない。

大人相手の伝え方にはコツが3つあります。

大人相手の教え方のコツ3つ

・教えるときはコップに水を注ぐイメージ

・情報は小分けにして伝える

・理解度の確認をおこなう

しっかり勉強し、自分の方法を見直せば、きっと手ごたえを感じられるようになるハズです。

現役で保育園の園長をし、学生にも授業をしている、こびと園長がわかりやすく解説します。

一緒に勉強していきましょう!

こびとちゃん
こびとちゃん

今回は「教え方シリーズ」第三弾です

こびと園長
こびと園長

これを読めば、人への上手な教え方がわかります!一緒に学びましょう✨

教え方シリーズの前の記事はコチラ。

①上手な教え方のコツ「教える時はコップに水を注ぐイメージをする」

相手に何かを教える際はコップに水を注ぐイメージを持つことが大切です。

ここで言うコップとは、相手の知識・技術のレベル・意欲や状態の事を指します。

相手の状態を把握する3つの視点

・相手の知識

・技術のレベル

・意欲や精神状態

物事を教えるということは、この相手のコップに水を注いでいくイメージで行うのです。

こびとちゃん
こびとちゃん

お水のイメージがつきにくい人は、焼酎を注ぐイメージでも効果的です!

こびと園長
こびと園長

別にどっちでもいいです…。

相手のコップの中にどれくらいの水が入っているのか?をイメージする。

教える内容に関して、相手のコップにはどれくらいの水が入っているのか?

いわゆる理解度をはかると効果的です。

そのためには、教える前に「どれくらいの内容を理解しているのか?」お互い共有しましょう。

例えば、「散歩先の公園での動き方について」教えるという事であれば
・散歩先で注意しなきゃいけないことって学校や実習で習った?どんな事が考えられるかな?
・準備の時間ってどれくらいかかると思う?など、相手にまずは問いかけてみましょう。
この回答で「コップの中身」つまり「現状の理解度」が大体把握できるのです。
初めから丁寧に教える事は大事ですが、時間は有限ですし、相手のレベルもバラバラです。★どの程度の事を教える必要があるのか?教える相手はどういう相手なのか?をしっかりと把握することが大切です。
こびと園長
こびと園長

新人ではなく、中途採用の人に教える際も、この点は大事です。

相手のコップには上限があることを理解する

ここで特に大切なのは相手の意欲・状態もコップの水に含まれる、ということです。

例えば、新年度が始まり、色々な事を覚えなければいけない状況の時はすでにコップに水がたまっています。

逆に保育や子ども達に慣れてきた状態であれば、コップの水は空に近い状態であると言えるでしょう。

ここの差を理解せずに、こちらが伝えたい情報だけを伝え、コップから水がこぼれてしまうようでは、相手は理解できません。

こびとちゃん
こびとちゃん

疲れてる時は頭にはいりません…。

②上手な教え方のコツ「情報は小分けにして伝える」

教え方が悪い人は”自分本位”?

教える側と教わる側、情報を多くもっているのは、もちろん教える側です。

ここで教え方が悪い人の特徴として、”自分本位”になってしまう事です。

本当に教えるのが上手な人は、内容を細分化し、小分けにして教えます。

こびとちゃん
こびとちゃん

このシリーズ、めっちゃ内容詰め込んでません?

こびと園長
こびと園長

シーッ!

なぜ小分けにして教えることが有効なの?

上手な教え方のコツ①でコップの話をしました。

教えるにあたり、コップの中に入る水の量は違います。

ここで教わる側のコップは10のうち3しか空いていないのにも関わらず、10入れてしまったらどうなるでしょう?

もちろん、7の内容はこぼれてしまっています。

しかも、教わった側はコップから水が溢れているので、情報が整理されておらず、曖昧なままで記憶してしまいます。

こうなってしまうと…

(教えた側)
ちゃんと教えたのに、全然わかっていない!
ということになってしまうのです。
本当に教えるのが上手な人は3だけ教えて、7は他の日に回します。
 
こびと園長
こびと園長

教え直す時に「前回教えたこと覚えてる?」など内容を確認すると、より効果的です。

コップに水があふれないようにするためには?

情報を小出しで伝えるためには、教える側も情報を整理しておかねばなりません。

意外と、教える側は教える情報が整理できていないケースがあります。

そうなると、説明しているうちに、「あれもこれも伝えなきゃ…」とどんどん水が止まらなくなるのです。

教える側の仕事として、教える情報は整理し、細かくしておくことが有効です。

③上手な教え方のコツ「理解度の確認を行う」

理解度の確認をする時間を作りましょう。

教える側の最大の目的は「相手が獲得すること」にあります。

よくある失敗例があります。

60分教える時間を取っていて、58分まで教え、残り2分で「何かわからないことある?」と聞く。
もし、こんな教え方をしている人がいたら要注意です。
 
残り2分で「何かわからないことある?」と聞かれても、自分の頭を整理するので精一杯ですし、時間がないので、わからない事を聞くのも怖がってしまいます。
 
また、「ふんふん頷いてるし、わからないこともない、という回答だったが、後になると全然わかってなかった。」
 
こんな話もよく聞く話なのではないでしょうか?
 
最低、10分は相手の理解度を確認する時間を設けましょう。
 
こびとちゃん
こびとちゃん

私も新人時代はよく「わかったフリ」したものです!

こびと園長
こびと園長

全然自慢じゃないよ…。

どんな確認をすればいいの?

理解度の確認方法は3つあります。

①言葉にしてもらう。
②文字にしてもらう。
③行動してもらう。

この中から選択しましょう。

・今教えた内容を上手くできなくていいから説明してくれる?
・大変かもしれないけれど、今の内容をレポートにしてくれる?
・今教えた事をやってみてもらえる?
など、上手にできなくてもいい、という事を伝えながら、相手の身に染みこませる作業はとても大切です。
 

理解度の確認で一番やってはいけないこと

理解度の確認で一番やってはいけないことは、「わかった?」と聞くことです。

なぜなら、この質問に対して教わった側は「はい」か「はぁ…」しか言えないからです。

教えてもらった側に「No」というのは勇気がいります。

「わかった?」とは聞かずに、別の形で理解度をはかるようにしましょう。

まとめ

上手な教え方のコツ3つを解説しました。

①教える時はコップに水を注ぐイメージをする。

②情報は小出しに伝える。

③理解度の確認を行う。

この3つはどれも”自分本位ではなく相手本位”に基づいています。

上手に教える人ほど、相手の立場をイメージし、教える工夫を凝らしています。

こびとちゃん
こびとちゃん

もし、教えることが上手くいかない…と感じる人がいたら、参考にしてもらえると嬉しいです。

子どもに関わる全ての人へエールを!

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