【2022年12月】保育ニュースまとめ[解説]

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【2022年12月】保育ニュースまとめ[解説]

保育に関するニュースをまとめました。

保育に関するニュースは興味あるけど…時間もないし、ネットで調べるのも大変…。

そんな方のために、保育に関するニュースをまとめました。

これを見ておけば、最新の保育ニュースは一通りチェックすることができます。

ぜひ、ご覧ください!

虐待隠ぺいで園長を刑事告発…園児宙づりなど保育士3人逮捕 静岡・裾野市

静岡県裾野市の私立の認可保育園「さくら保育園」で、1歳児クラスを受け持っていた女性保育士3人=いずれも退職=が園児の頭を殴るなどしていたとして暴行容疑で逮捕された事件で、市は5日、桜井利彦園長を犯人隠避の疑いで静岡県警裾野署に刑事告発した。この日会見した村田悠(はるかぜ)市長は、園の対応を批判するとともに、市側の公表の遅れについても改めて謝罪した。

保育士による園児への暴行で逮捕されるという、衝撃のニュースが入りました。

このニュースは全国的に取り上げられ、多くの反響を呼びました。

事件の経緯

まずは今回の事件の経緯をざっくりまとめてみました。

2022年6月~8月頃15回以上の虐待行為を容疑者3名が園児に行う。
他職員も見聞きしていたが、助けたり注意する場面もなく、見て見ぬふりをしていた場面もあった。
6月~7月頃虐待行為を目撃した保育士が、園長や主任へ報告した。
8月17日同園の保育士から裾野市へ「不適切な保育が行われている」と情報提供がある。
8月18日市が情報提供者と面談をし、園へ指導することが決まる。
8月22日市が園長と面談し、対応を指導。報告を求めた。
同園が保育士44名からヒアリングを実施、市へ「不適切な保育」を認める報告をした。
8月23日保育士3名を異動させ、自宅待機させた。
8月25日園が調査報告書を裾野市へ提出。
9月9日園が2名の保育士を勧奨退職させ、1名を譴責処分とした。
9月10日園が職員会議を開き、内部通報の内容を職員へ周知した。
10月下旬園が全職員に問題を口外しないようにと誓約書に署名させた。
一連の経緯を公表しようとした保育士に園長が土下座した。
11月29日静岡新聞が一連の流れを報道。
裾野署が虐待行為を認知し、捜査に着手。
園が保護者会を開き、保護者へ謝罪した。
11月下旬静岡県警が被害にあった保護者から被害届を受理。
12月4日静岡県警が園や保育士三名の自宅を家宅捜索。
保育士3名を暴行容疑で逮捕した
12月5日市が園長を犯人隠避容疑で刑事告発した。
12月6日園児10名が転園を希望。市は園全体に意向調査をおこなう。
12月7日来春の入園希望者40人から「他園への変更希望」が市に寄せられた。
12月23~26日保育士3名が処分保留による仮釈放。

園長はすでに辞任しているようです。

こびとちゃん
こびとちゃん

保育士も仮釈放されているのですね。

こびと園長
こびと園長

「処分保留」状態で、捜査は引き続きおこなわれるそうです。

虐待行為とされているもの

発覚している虐待行為一覧
・ロッカーに入って泣いている園児の姿を携帯電話(個人所有)で撮影
・園児の頭をバインダーでたたき泣かせる
・棚に入った園児の足をつかんで引っ張り出し、足をつかみ宙づりにする
・予め運刻する旨連絡のあった園児に対し、腕を引っ張り 「遅いんだよ」 と 怒鳴る
・午睡時、寝かせつけた園児に対し、「ご臨終です」と何度も発言
・泣かない園児に対し、 額をたたき無理やり泣かせようとする
・昼食時に園児を怒鳴りつけ、ほほをつねる
・日常的に、特定の園児に対し、にらみつけ声を荒げ、ズボンを無理やりおろす
・園児を宙づりにした後、真っ暗な排泄室に放置
・園児の容姿を馬鹿にした呼びかけ (ブス、デブ等)、暴言を浴びせる
・手足口病の症状のある園児のお尻を、 無理やり他の園児に触らせる
・給食を食べない園児に対し、突然、後ろから頭をたたく
・不適切な発言をして、玩具が入っている倉庫に閉じ込める
・園児に対し、カッターナイフをみせ脅す
・丸めたゴザで園児の頭をたたく
・撮影した写真に身体的特徴をやゆするなどの不適切なコメントを記し1歳児担当保育士のLINEグループに投稿した
こびとちゃん
こびとちゃん

一覧でみるとかなり悪質ですね…。

こびと園長
こびと園長

どんな理由であれ、絶対にやってはいけない行為ばかりです。

事件から学ぶべきポイント

園長のマネジメントに問題があり

今回の事件では、なんと言っても園長のマネジメントに問題がありました。

  • 市に通報しようした保育士に土下座して通報しないよう求めたこと
  • 全職員に誓約書を書かせ、事件を隠そうとしていたこと

このような事はいかなる理由があろうとも、正当化されるものではありません。

厚生労働省の「不適切保育に関する対応についての調査研究」において、不適切な関りや虐待を防ぐために、保育園は以下の取り組みをおこなうこととされています。

保育園が対策すべきこと

① 保育士に対し、子どもの人権・人格の尊重の観点に照らして適切な保育についての教育・研修を行うこと

② 第三者評価や公開保育等を活用し、日々の保育の在り方に関する保育士の気づきを促すこと

③ 保育の計画の作成や振り返りに当たっては、不適切な保育が生じないよう配慮すること

④ 不適切な保育が生じないような職場環境を整備すること(不適切な保育防止の担当者の設置や、不適切な行為が疑われる場合の報告プロセスの整備等)

⑤ 不適切な保育が生じないような職員体制の整備を行うこと(保育士が余裕を持って子どもと向き合える職員体制の整備等)

今回の事件に関しても適切な環境が整えられていたとは言い難いです。

こどもの権利を一番大事にしなければいけない園長が、保身のために職員へ口止めするなど、あってはならない行為です。

不適切な関りが早期に対処されない環境

再発防止として、さくら保育園の運営アドバイザーに就任した子ども総合研究所・新保庄三代氏はインタビューで以下のように話しています。

「先生自身が問題の行為を不適切だと思っておらず、悪ふざけの軽いノリでやっていたとみられることがまず問題だといえる」(引用:2022年NHK NEWS WEB「園児暴行疑い元保育士逮捕 再発防止向け調査委設置の考え」より

そもそも不適切な関りとはどのようなものか?それが本人たちが理解しておらず、エスカレートしていったことを指摘しています。

こびとちゃん
こびとちゃん

もしかしたら自分も気付かずにやっている可能性もありますものね…。

園で研修をおこなう必要はありますが、まずは自分でも不適切な関りとはどのようなものか、どのような事をしてはいけないのか、学んでおく必要があります。

こびと園長
こびと園長

セルフチェックリストの活用がオススメです。

また、京都府保育士会では「みんなで考えたい保育事例 ハートファイル」というタイトルで不適切な関りの事例集を無料で公開しています。

事例をもとに研修をおこない、職員同士で不適切な関りについて学び、お互い助け合える環境を作ることも大切だと思います。

基本的にはこどもの権利を尊重していれば、何が不適切なのか、判断できるはずです。

あらためて子どもの権利について学ぶことが求められます。

こどもの権利を学ぶのは「子どもの権利条約ハンドブック」がとてもオススメです。

外部からのチェック機能は活用されていたのか?

慶応大の中室牧子教授は今回の事件についてこのように指摘しています。

「今回のような虐待にエスカレートする前に早期発見するには、普段から『外の目』を入れて保育の質を担保する定期監査こそ重要だ」

今回の件では以下の2つが行政の対応の不備として指摘されています。

  • 8月末に園から調査報告が出された後も、3カ月間公表しなかった。(市長への報告も遅かった)
  • 静岡の園に対し、県は今年度、監査を実施していなかった。(新型コロナウイルスの影響のため)

厚生労働省の「不適切保育に関する対応についての調査研究」の中では、行政の役割として以下の点が必要であるとされています。

市区町村が対応すべきこと

① 保育所保育指針等の関係法令を踏まえ、子どもの最善の利益を考慮した適切な保育についての考え方を都道府県と連携して整理すること

② 都道府県と連携し、子どもの最善の利益を考慮した適切な保育についての考え方の周知や、保育現場で活用できるチェックリストやガイドライン等の配布、研修実施等により保育所を支援すること

③ 各保育所において適切な保育が実現されているか、保育所に対して助言・指導を行うこと

しかし、実際にはほとんどの地域で行政と保育園で連携がとれていない実態があります。

厚生労働省「不適切保育に関する対応についての調査研究」

保育園内部だけではなく、いかに外部の機関と連携しながら、防いでいく仕組みを作るかが大切になってきます。

こびと園長
こびと園長

「不適切保育に関する対応についての調査研究」の中には行政と上手に連携している実例報告もあります。

こびとちゃん
こびとちゃん

うまく活用して防いでいきたいですね…。

国が「不適切な保育」について本格的に調査を開始

保育士による園児への暴行など「不適切保育」が相次いで明らかになったことを受け、厚生労働省は27日、全国の自治体と保育施設を対象とした実態調査を始めた。過去に自治体への調査はあったが、施設に回答を求めるのは初めて。対象は保育所や認定こども園、認可外保育施設など約5万3000施設に上る。

この事件をきっかけに保育園で不適切な行為が相次いで報告され、厚生労働省も調査へ乗り出しました。

こびとちゃん
こびとちゃん

この調査結果がどう影響するのか…気になりますね。

各地で「不適切な保育」の報告が相次ぐ(7件)

静岡県裾野市の事件をきっかけに各地で相次いで不適切な保育の報告がされました。

こびとちゃん
こびとちゃん

連日そんな話ばかりで…もう不安でパニックになりそうです。

こびと園長
こびと園長

まずは数を正しく把握しましょう。

人間、数がわからないと不安になります。

事故の件数を知るだけでも、少しだけ安心できるかもしれません。

2022年12月28日現在で確認されているのは次の7件です。

全ての記事を解説することはしませんが、概要だけでも把握しておくと良いでしょう。

「うるさいね」「顔面偏差値低いよね」 乳児院で乳幼児に心理的虐待(熊本)

熊本市中央区の熊本乳児院は7日、職員が乳幼児に「うるさいね」など不適切な発言をしていたと発表した。市は児童福祉法に基づく「心理的虐待」と認定し、3月に再発防止を求める改善勧告を出した。

鹿児島の保育園で 2歳男児“倉庫に閉じ込め”…女性保育士「言うこと聞かなかった」(鹿児島)

段ボールや椅子などが、乱雑に置かれた倉庫。鹿児島市の認可保育園で今年9月、女性保育士が2歳の男の子を、この場所に閉じ込めていたことが分かりました。床からドアノブまでは到底、2歳児が届く高さではなく、しかも当時、電気は消されていました。女性保育士は、こう説明しているといいます。

女性保育士:「男の子が言うことを聞かなかった。5秒ほどドアを閉めたが、その場を離れていない」

男の子は翌月に退園。市は保護者から相談を受けて先月上旬、園に立ち入り調査を行っていました。園の理事長は「不適切な指導だった。保護者や園児に申し訳ない」とコメントしています。

【続報】園児に不適切な保育 新潟市の認可外保育施設 「園児を布団で巻き壁とベビーベッドの間に挟んだ」などと保護者が説明受ける(新潟)

新潟市にある認可外保育施設で不適切な保育が行われたことがわかりました。保護者は“園児を布団で巻き壁とベビーベッドの間に挟んだ”などと説明を受けたと話しています。不適切な保育があったのは新潟市中央区の認可外保育施設「ポポラー新潟東中通園」です。新潟市によりますと、ことし10月、「自分の子どもが不適切保育を受けている」と保護者から通報がありました。市は10月のうちに事前通告なしの特別立ち入り調査を実施。ことし5月から6月の間に、園の責任者である女性が園児一人に対し布団を巻きつけるなど不適切な保育を行っていたことを確認したということです。

日野市「園児虐待・改善勧告に従わず」と保育園名を公表 園側は否定(東京)

園児を虐待したとして再発防止を求める改善勧告をしたにもかかわらず、従わなかったとして、東京都日野市は16日、子ども・子育て支援法に基づき、対象の園と運営法人の名前、認定した行為を公表した。市の認定では、職員1人が複数の園児をたたくなどの行為を繰り返していたという。一方、園側は取材に虐待の事実を否定した。

教育・保育施設の職員が園児たたく 宮崎市が再発防止指導(宮崎)

宮崎市の教育・保育施設で職員が園児の頭を1回たたいたことが立ち入り調査で確認され、市は「不適切な保育」だとして文書で再発防止を指導しました。

宮崎市によりますと、ことし10月、未就学児を預かる市内の教育・保育施設で職員が園児の頭をたたいたという通報が寄せられました。

市が先月中旬に立ち入り調査を行ったところ、監視カメラの映像などから職員が園児の頭を1回たたいていたことが確認され、「不適切な保育」が行われたと判断しました。

園児にけがはなく、職員はたたいた理由について「園児が物を壊す危険な行為をしたためだ」と説明したということです。

「不適切保育」発覚 松戸市の小規模保育事業所 法人の会見詳報(千葉)

千葉県松戸市は19日、市内の小規模保育事業所「コモレビ・ナーサリー」で9~10月、女性保育士3人が1、2歳の園児計6人の頭をたたくなど計10件の不適切な行為があったとして、再発防止を求める行政指導を行った。退職した保育士から「虐待している」と9月下旬に市に通報があり、防犯カメラの提出を受けて調査していた。県警は暴行容疑で調べている。

市によると、30歳の保育士は、1歳男児が給食時に眠りそうになった時に額を手でたたいた。31歳の保育士は、泣いていた2歳女児をトイレの個室に4、5分間放置し、44歳の保育士は1歳男児のこめかみを7度こづいた。

お漏らしした園児を大声で叱る、感情をコントロールできない職員も 認可保育施設で不適切な行為

鳥取県は20日、県中部の民間法人が運営する認可保育施設で、職員が大声で園児を叱るなど不適切な行為があったと明らかにした。

 県が確認した不適切な行為は、1人の職員が少なくとも3年前から、お漏らしをした園児を大声やきつい言い方で叱るなどした

他の複数の職員も感情のコントロールができず園児をきつい言葉で叱ることがあった

園長は職員の行為を知りながら具体的な指導をせず、職員が助言し合える職場環境も構築できていなかったーの3点。

不適切な保育を知ることや、保育士が守られる支援も必要。

こびとちゃん
こびとちゃん

こうして見ると不適切な保育にも色々あるのですね…。

こびと園長
こびと園長

用語が一人歩きし始めた感がありますね。

厚生労働省の「不適切保育に関する対応についての調査研究」についてという資料の中で、不適切な保育は次のように定義されています。

不適切な保育とは

保育所での保育士等による子どもへの関わりについて、保育所保育指針に示す子どもの人権・人格の尊重の観点に照らし、改善を要すると判断される行為

この調査研究の中では、不適切な保育を防止するためには、以下の2点が必要だとされています。

  • 保育園内部での防止策(研修、業務改善)
  • 行政が取り組むべき防止策( 適切な保育についての考え方を市区町村と連携して整理、防止策の支援など)

もちろん、園児の虐待はあってはならない出来事です。

しかし、同時に保育士が守られるような支援もおこなわなければいけません。

それは園の管理者や行政が取り組むべき仕事でしょう。

メディアは人目に触れるためなら、全く関係のない攻撃をするのです。

こびとちゃん
こびとちゃん

こんなの事件とは全然関係ないのに…。

保育は社会の基盤を担う職業です。

子ども達の未来のためにも、保育所・行政が力を合わせていかなければいけないと思います。

不適切な保育についてもっと知りたい方はコチラ。

4~5歳児クラスで保育士の配置増へ 人件費補助を拡充

政府は21日、大規模保育所の4~5歳児クラスで保育士を手厚く配置できるようにするため、人件費補助を拡充することを決めた。送迎バス内の園児置き去り事故や保育士による虐待が相次いだことを受けた措置。小倉将信・こども担当相と鈴木俊一財務相が同日に折衝し、合意した。

 補助は「チーム保育推進加算」。4~5歳児クラスの国の保育士配置基準は「子ども30人につき1人」だが、およそ「子ども25人につき1人」の配置ができるようにする。定員121人以上の保育所が対象となる。

ようやく政府が重い腰をあげ、保育士の配置を少しだけ見直しました。

チーム保育推進加算の配置基準人数を減らすことで、30:1から25:1の職員配置が可能になりました。

こびとちゃん
こびとちゃん

チーム保育推進加算ってなんですか?

チーム保育推進加算とは?

保育所において、必要保育士数を超えて保育士を配置し、キャリアを積んだ保育士(経験年数12年以上)が若手保育士とともにチームで保育する体制を構築した場合に、保育士1人分の人件費を加算するもの。

若手の保育士とベテランの保育士が一緒に保育をすることで、負担を軽減し、保育士の定着率をあげようというねらいが、もともとこのチーム保育士加算です。

もともとはベテラン保育士の経験年数も「15年以上」だったものが令和元年に「12年以上」に変更されています。

今回はさらに「4・5歳児の定員が30名につき1名」から「4・5歳児の定員が25名につき1名」へ変更されたのです。

こびとちゃん
こびとちゃん

配置がしやすくなったわけですね!

こびと園長
こびと園長

ただし、条件があるのです。

今回のチーム保育士加算の緩和は以下の要件があります。

  • 定員121名以上の保育所
  • クラス編成が25名以上
  • ベテラン保育士の経験年数が12年以上
こびとちゃん
こびとちゃん

これって…結構厳しくないですか?

こびと園長
こびと園長

少子化で定員割れが起きてくる今後…満たせる保育園は一部かもしれません。

そうとはいえ、70年以上変わってこなかった配置基準が見直されているのは、とても注目するべきニュースです。

今回、このような見直しが行われたのは、バス置き去り事件や不適切な保育が相次いだことで、保育現場が社会問題となった事が大きな要因でしょう。

しかし、保育士が声をあげたことが話題になったのも、要因の1つかもしれません。

静岡県の保育園で起きた園児の虐待事件もあり、「安心して子どもを預けたい」という声が高まっています。そうした中、保育の現場では「子どもたちに、もう1人保育士を」という運動が広がっています。

11月20日、「世界子どもの日」にあわせ、名古屋市内の公園に集まった約900人。 子どもを保育園に通わせる保護者や保育士たちです。 訴えていたのは、保育士1人で何人の園児を保育するかを定めた「配置基準」の見直しです。 国の基準では、保育士1人に0歳児は3人。 4・5歳児では保育士1人に30人などとなっています。 特に4・5歳児の配置基準は70年以上も見直されていません。

こびとちゃん
こびとちゃん

声をあげていくのって大事なのですね。

これに留まらず、配置基準や公定価格が根本から見直されることを願っています。

就労証明書、23年秋にもオンライン化 保護者らの負担軽減へ

小倉将信こども政策担当相は13日、保育所入所の際に必要な就労証明書の手続きについて、来秋にもオンラインで作成・提出する仕組みを導入し、簡略化すると発表した。就労証明書は保護者が勤務先に作成を依頼し、自治体に提出していたが、デジタル化で保護者らの負担を軽減する狙いがある。

これまで紙面でおこなわれていた、就労証明書がオンラインでやり取りできるようになりました。

今後は児童手当や健診の案内、産前産後の妊産婦に10万円を支給する支援もオンラインによる効率化を進めることが検討されているようです。

こびとちゃん
こびとちゃん

これは便利ですね!

こびと園長
こびと園長

この調子で次々と改革を進めてほしいです。

こども家庭庁430人体制で発足へ 小倉大臣「異例の体制」

小倉こども政策担当大臣は、こども政策の司令塔機能を担うこども家庭庁について、来年4月に430人体制で発足すると明らかにしました。(中略)こども家庭庁について、厚労省や内閣府から移管する人数と比較しておよそ1.7倍に増員するなどして、合計430人体制で発足すると明らかにしました。

こども家庭庁長官をトップに「こども成育局」「こども支援局」の2局体制とし、妊娠期から出産、子育てまでの切れ目ない支援の実現などを目指すとしています。

また、きょう閣議決定されたこども家庭庁の当初予算は、昨年度からおよそ1200億円増額の4兆8000億円が計上されました。

いよいよ、こども家庭庁が4月より始動することが明らかとなりました。

こびとちゃん
こびとちゃん

人数も当初の300人から増えていますね!

防衛費とに比べて少なすぎる予算に、一部ネットでは叩かれている様子ですが、岸田総理は現在は予算の倍増も視野に入れているとコメントしています。

岸田総理大臣は子ども政策について「財源がないからやらないでは済まない」と述べ、来年夏の「骨太の方針」で予算倍増に向けた道筋を示していく考えを強調しました。

 岸田総理大臣:「(子ども政策について)少なくとも財源がないからやらないということで済む課題ではないということを私たちは、しっかり考えていかなければならないと思います」

岸田総理は、子ども政策の予算を将来的に倍増する方針を示しています。

まさに転換期を迎えている日本の保育、子育て事情です。

こども家庭庁が名ばかりの省庁にならないように、現場の保育士もしっかりと動向を見ていく必要があります。

こびと園長
こびと園長

ぜひ頑張ってほしいですね!

こども家庭庁について詳しく知りたい方はコチラ

内閣府のHPでこども政策の検討や有識者会議の様子を見ることができます。オススメです。

つるの剛士さん、保育士試験に合格

タレントのつるの剛士(47)が20日、Twitterを更新。保育士試験に合格した事を報告した。

 つるのは2022年3月に短大を卒業し、幼稚園教諭二種免許を取得。10月には准学校心理士の資格を取得するなど、教育関連の勉強に力を入れてきた。

 この日、合格通知書の写真をアップし、「妻から『おめでとう!』と、この写真が送られてきて思わず飛びあがった。約3年かかりましたが、自分の子ども以外のたくさんの未来にも直接関わる許しを頂くことができました。脱、イクメン。改、ホイクメン…?」と、コメント。

 続けて、「地域、家庭、育児、幼児教育、保育の未来や環境づくりのチカラになれるよう精進します。」と、意気込みを綴った。

最後に嬉しくなるニュースです。

つるの剛士さんはウルトラマンダイナで主演を務めた経緯や、保育や子育てに熱心な方で、SNSやTV番組で発信されていました。

とうとう先日、保育士試験に合格しました。

こびとちゃん
こびとちゃん

おめでとうございます✨

つるの剛士さんほど、忙しい方でも、学び続けることができる。

とても勇気をもらえるニュースですね。

こびと園長
こびと園長

今後のご活躍も期待しています!

まとめ

今回は以下のニュースを取り上げました!

  • 虐待隠ぺいで園長を刑事告発…園児宙づりなど保育士3人逮捕 静岡・裾野市
  • 各地で「不適切な保育」の報告が相次ぐ(7件)
  • 4~5歳児クラスで保育士の配置増へ 人件費補助を拡充
  • 就労証明書、23年秋にもオンライン化 保護者らの負担軽減へ
  • こども家庭庁430人体制で発足へ 小倉大臣「異例の体制」
  • つるの剛士さん、保育士試験に合格
こびとちゃん
こびとちゃん

12月は激動でしたね…。

まさに子どもに関する事件や出来事が多い2022年。

私たちは保育の転換期に立たされています。

ニュースを知り、これからの日本の保育や子育てに関心を持つこと。

少しずつ声を上げて、より良い子育ての社会を作っていくこと。

未来を生きる子ども達の環境を整えるのは、今を生きる大人の使命です。

そこに「ほいくぶ」が少しでもお役に立てれば幸いです。

2022年、ほいくぶの記事を読んでいただき、誠にありがとうございました。

こびと園長
こびと園長

2023年も一緒に学んでいきましょう✨

子どもに関わる全ての人へエールを!