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「教え方」は教わらない…。
後輩や部下への教え方に困ったことはありませんか?
人は大きくなるまでに様々な人から教えてもらい、学んでいきます。
しかし、「教える」という行為は教えてもらえません。
保育園や会社に入職してしばらく経つと…自然と自分が教える立場になってしまいます。
そのような時に「教えることの基本」を押さえておくと、少しだけ気持ちに余裕が持てるようになるでしょう。
今回は現役人間関係がちょっと楽になる「教え方」の基本について学びます。
- 東京都の私立認可保育園の園長。
- 保育養成校で「人間関係」の分野を教えている。
- 保育ファシリテーションという技術を身につけている 。
教え方の基本として以下の3点をおさえることが大切です。
- ゴール地点を決めること。
- 教え方が上手な人の特徴を書き出してみること。
- 自分の行動で伝えること。
それぞれ解説していきます。
ゴール地点を決める
そもそも「教える」という行為はどこまでしたら完了になるのでしょう?
言われたことができるようになるまでじゃないですか?
それは間違いではないのですが、もう少し深堀して考えてみよう。
例えば、全くの音楽初心者がピアノの曲を弾こうと思っても無理な話です。
まずはドレミを覚え、鍵盤のどこがドの音かを覚え…といったように少しずつゴール地点を設定します。
ゴールに到達したらのゴール…と、小さなゴールを繰り返すうちに、曲が弾けるようになっていきます。
このように教える側にも「どこまでいったら教えたことになるのか」という適切なゴール設定が必要になります。
教え方につまずいていたら、教える側がゴール設定をしていない、もしくは現状と合っていない可能性があります。
そうすると…
- 教えたのに全然伝わらない。
- ヤル気がない。
- 頭が悪い。
と、どんどんネガティブな一面が目に入ってきてしまいます。
教える人は「相手をゴールまで導くこと」が仕事です。
自分が設定したゴールに相手が辿りつかないのは、教える側の問題です。
ゴール設定のポイントと流れ
①ゴール設定をする。
②ゴール設定を教える相手と共有する。
③教える。
④振り返る。
⑤振り返りを通じて、ゴール設定の見直し、もしくは不足部分の知識を補う。
ゴールに達成できたらこちらも嬉しいですね!
ゴールは教わる側と共有するのも、有効じゃ。
目的が同じだと、一体感が生まれるからのぅ。
教えるのが上手い人の特徴を書き出してみる
こびとちゃんは教えるの上手いなぁ…って人に教わったことあるかのぅ?
私は何を聞いていいのかすら、わからなくて…。
気持ちを聞いてくれて、整理してくれた上で説明してくれた人が印象的でした!
そんな風に、どうやって教えてもらったのが分かりやすかったか、分析するのも大事なんじゃ。
多かれ少なかれ、人は教え上手に、人生のどこかで出会っています。
・質問しやすい雰囲気がでている
・考え方に一貫性がある
・定期的に「ここまででわからない事ある?」など聞いてくれる
・適度に主観を交えて話してくれる
・話が面白い
逆に教え下手かな…と思う人の特徴は
・話が長くてポイントがわからない
・質問しにくい雰囲気がある
・声が小さくて聞き取りにくい
・こちらの知らない専門用語を頻繁に使う
自分の行動で伝える
まずは魅力的なこびとになれるよう頑張ります!
そうそう!その意気じゃ!
まとめ
いかがだったでしょうか?
保育士の離職率の原因のNo.1は「職場の人間関係」にあると調査でも出ています。
しかし、子どもが好き、保育士という仕事に魅力を感じている、という同じ仲間のハズなのに、なぜそうなってしまうのでしょう?
ほいくぶでは今後も職員関係を良好に保つための記事を投稿していきます。
ぜひお楽しみにしていてください!
すべての保育園関係者にエールを!