“対話”で人間関係が良くなる!保育士さん必見です!

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“対話”で人間関係が良くなる!保育士さん必見です!

職員で”対話の時間”作れていますか?

職員で話合いをする時にこんな悩みはありませんか?

  • 発言を求められた時に「シーン…」としてしまう。
  • いつも発言する声の大きい人ばかりの意見が通ってしまう。
  • 意見の食い違いから、人間関係が悪化する。

本当はもっと皆で発言をしたいのに、なぜか会議がうまくいかない。

本当は一緒の方向を目指してこども達を保育したいのに、人間関係が悪くなる。

それは「対話」が足りていないのが原因かもしれません。

職場の話し合いの種類には以下の3つがあります。

職場での話し合いの種類
・議論
・対話
・会話

それぞれを無意識で使い分けていますが、会議のような場では意識して話し合いを進めることが大切です。

特に人間関係が悪化する理由として「対話」の時間を取れていない事が原因の場合があります。

今回は会議や人間観関係を良くする「対話」の大切さを解説します。

保育士の人間関係が悪くなる理由「対話ができていない」

対話とは?

「対話」という言葉を聞いた事があるでしょうか?
保育の研修でもたまにテーマになりますし、日常会話でも使用されます。

ここで確認しておきましょう。

対話とは
二者間でやり取りを行い、相互に作用しながら事を進めていくさま。
(引用:Weblio辞書より)

保育の仕事を行う上で職員同士の対話は必要不可欠です。

この対話をできていない環境が、保育士同士の人間関係を悪化させる要因の1つです。

こびとちゃん
こびとちゃん

他の先生と話しはできてるんですけど…。

こびと園長
こびと園長

大事なテーマじゃから、もう少し深堀りしていきます。

「話し合い」の種類は3つある。

一般的に、職場で「話し合い」という行為を行う場合、3つの種類に分かれます。

それが「議論・対話・会話」です。それぞれに違いがありますが、皆さんはわかりますか?

話し合いの種類3つ

・「議論」…物事を決める話し合い。

・「対話」…価値観を交換する話し合い。

・「会話」…交流のための話し合い。

こびとちゃん
こびとちゃん

こんなに種類があるのですね。

こびと園長
こびと園長

普段は意識せずにこの3つの種類を使い分けているのです。

「議論」と「対話」と「会話」の関係性。

「議論」「対話」「会話」の関係性は下の図のようになっています。

(画像:「対話する力」 中野民夫/堀公俊 (日本経済新聞社)をもとにリクルートワークス編集部が「Works」内で図表作成。)
こびとちゃん
こびとちゃん

議論が一番上で、会話が一番下なのですね!

こびと園長
こびと園長

話し合いの土台はまずは会話ということですね。

「対話」をしないとどうなるの?

「会話」と「議論」だけの職場になる。

さて、保育園で人間関係が悪くなる原因として、この「対話」が抜けてしまっている、という点があります。

では、対話をしないと、どのようになってしまうのでしょう。

対話とは
二者間でやり取りを行い、相互に作用しながら事を進めていくさま。
(引用:Weblio辞書より)

ポイントは二者間でやり取りを行うというところです。

つまり、仕事上の対話とは、一方的な指示や教育ではなく、お互いの価値観を伝え合うことが対話と言えます。

このやり取り対話をし、お互いの意見を聴きあう関係性作りをしないと、以下のような弊害が生まれてしまう可能性があります。

お互いの意見を聴きあう関係作りをしないと…
・自分の意見を言いにくい。
・相手が大事にしている保育ばかり押し付けられる。
・ベテランの意見が正解、のような雰囲気になってしまう。
こびとちゃん
こびとちゃん

雑談はするけど、会議ではシーン…となってしまう理由はここにあるんですね。

こびと園長
こびと園長

「会話だけ」では関係性としてはまだ弱いですからね。

質の高い振り返りができなくなる。

基本的に保育や子育ての世界に正解はないとされています。

例えば、積み木の活動をして、大成功だったとします。

しかし、次の日に同じ活動をしても成功するとは限りません。

また、次の年の子ども達に同じタイミングで積み木の活動をしても、成功するとは限りません。

なぜなら、子ども達はそれぞれに興味関心を持っていて、関心事も違います。

子ども達が持つ個性に合わせて、こちらも柔軟に対応を変えていく必要があります。

したがって、「これが正解」とか「これが正しい」というものはありません。

だからこそ、日常の中で「振り返り」を取り入れ、それぞれの価値観を持って、保育を評価していく必要があります。

子どもを見る視点は様々な角度から見る事で、深まったり、新たな発見がでてきます。

自分の意見が言いやすい、相手の意見も聞きやすい環境の方がより豊かな振り返りができます。

こびとちゃん
こびとちゃん

心理的安全性ですね!

このように、対話を取り入れ、日々保育の振り返りを丁寧におこなうことが大切になってきます。

しかし、対話をする時間がない保育園では、相手の価値観がわかりません。

ミスに厳しくなる

関係性ができていないと、仕事のミスに関しても厳しくなります。

対話をおこなっていない同僚
・あの人なんであんなことしてんの?意味わからない。
・これ言ったら怒られそうだから、言わないでおこう…。

というような、ネガティブな関係性になってしまいます。

逆に、対話を取り入れておくと、ミスをした際にも以下のように考えられます。

対話を通して価値観を共有している同僚。
・今回は失敗だったけど、きっと〇〇したかったんだろうな。
・これを言っても、理解してくれるだろう。

というように、自分の価値観を理解してくれているので、ポジティブな見方ができるようになってきます。

こびとちゃん
こびとちゃん

理解のある同僚がいるのは、気持ちが楽ですね!

保育観を否定されると人格を否定された気持ちになる。

保育士はみんな保育観(保育の中で大切にしたいこと)を持っています。

例えば、2人の保育士がいて、2つの保育観があるとします。

  • Aさんの保育観 子どもは自分で育つ力を持っている。大人はサポートに回るべきだ。
  • Bさんの保育観 子どもは大人がしっかり教育をしてこそ、ちゃんと育つんだ。

この2人の主張はどっちも間違っているわけでもないけれど、どちらが正解、というわけではありません。

これには正解もなく、時代や社会によって、正解が変わってくる…つまり正解はないものと言えます。

この2人の保育観は生まれ育った中で得てきた価値観と直結しています。

議論の中で、相手の保育観を否定してしまうと、その人そのものを否定することに繋がってしまいます。

こびと園長
こびと園長

それが対立の原因になってしまうのです。

対策:「対話」する時間を意図的に作りましょう!

価値観を伝える・聴く場をつくる

保育園の人間関係を良くしていくためには「自分はどう思うかを伝える」「相手がどう思っているのかを伝える」といった価値観を共有する時間を意図的に作る事が効果的です。

価値観を共有することで自分の価値観を理解してもらえている、相手の価値観も理解している。

そのような状態を作り出すことができます。

こびとちゃん
こびとちゃん

心理的安全性が高い状態ですね!

「対話」の時間を業務の中に入れる

こびとちゃん
こびとちゃん

でも忙しすぎて、対話をしている時間なんてありません…。

忙しすぎて、対話をしている時間がない!というお気持ちはよくわかります。

しかし、職員の人間関係向上や保育の質向上を考えるのであれば、対話の時間こそ大切です。

他の業務を見直す、ICTを導入する、など時間を作る工夫が必要になります。

時間の作り方に関しては、こちらの記事も参考になるので、参考にしてください。

こびとちゃん
こびとちゃん

対話を「会議」や「研修」に位置付けると参加できそうですね。

まとめ

保育士の人間関係が悪くなる理由「対話ができていない」

対話ができていないと…

①ベテランや主張の強い職員の意見に偏った職場になる。

②保育の振り返りの質が低くなる。

③ミスに厳しい職場になる。

④人格を否定された気持ちになる。

(対策)

「対話」する時間を作り、価値観や想いを伝え合い、聴きあう場をつくる。

以上になります。

いきなり「対話してください」というのはハードルが高いので、対話をどのように行えばいいのか?という記事も今後は掲載していきます。

乞うご期待ください。

すべての保育園関係者にエールを!

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